2020年11月26日木曜日

(K1305)  (幻覚)家の中にまったく知らない人がいる(2) / 認知症の人の不可解な行動(48) <認知症>

 ☆☆

認知症の症状を悪化させる可能性がある。幻覚を感じても、本人が恐怖を感じたり混乱や不安に陥ったりしなければ、問題はない。周囲の人は、幻覚を否定も肯定もせずに軽く受け流し、本人がおちつく方法を探ろう

☆☆

 

(幻覚)家の中にまったく知らない人がいる(2) ~ どうすればよいか

 

  みえていることを受けとめる

 幻覚を訴えられても、本人以外にはわからないわけですから、とまどってしまいます。しかし、本人にはありありと感じられることで、恐怖や不安を持っています。その気持ちに寄り添いましょう。

 

<配慮するとよいこと>

  原因: レビー小体型でみられることがほとんど

 レビー小体型は、脳の視覚を司る部位に障害が起こりやすく、幻視が現れる。意識障害によって起こることも。

 

  対応: 「怖い」ことを一緒に解決する

 幻覚はどんなもので、それによってどういう気持ちなのか聞く。いっしょに幻視のある場所に近づいたり、その場を離れたりする。

 

  対策: 証明を明るくし、部屋を片付けておく

 暗がりやものかげ、壁にかけた衣類は錯視の原因。明るくすっきりした部屋では、錯視がおさまることも。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

 

添付図は、

「認知症の方の幻覚に対する介護職のケア方法」

https://kaigo.ten-navi.com/article/9




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