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危篤状態、死前喘鳴は、死に逝く人にとっては親しい人に最期に会いに来てほしいというサイン、送る人にとっては「生きて」会える最後のチャンスを意味するだろう。「さよなら」は、両者にとって大切と私は思う
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亡くなる1〜2日前になると、
(1) 危篤状態
いわゆる危篤状態になり、声をかけても目を覚ますことが少なくなっていきます。これは、まるで電池がもうすぐ切れそうな状態です。睡眠でなんとかパワーを充電できれば、また少し目を覚ますがまた眠ってしまいます。
(2) 死前喘鳴
体が弱って寝ていることが多くなると、唾液がうまく飲み込めなくなるため、喉に唾液が溜まって呼気、吸気両方で「ゴロゴロ」する状態になります。これを死前喘鳴と言います。
患者さんは一見苦しそうに見え、家族にとっては周りで見ているのも辛い場合もあります。しかし、患者さん自身は意識も薄れており、苦痛は感じていないと言われています。
顔や体を横に向けるだけで楽になることもあります。
これを痰が貯まっていると誤って何度も吸引しても思ったように痰はとれず、音も消えません。たとえ一次的に分泌物を取り除けたとしてもすぐに同じ状態になり、返って苦痛を与えることになります。
(意識があり、咳き込みながら、喉がごろごろと音がすれば、死前喘鳴とは違います)
<出典>
旅立ちが近づいてきたら / Welcome to 佐野内科ハートクリニック
https://heart-clinic.jp/%E5%9C%A8%E5%AE%85%E8%A8%BA%E7%99%82/
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