2019年9月23日月曜日

(K0875)  高齢化が進んでも希望が持てる街に <地域の再構築>

 
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「都会の限界集落」(高齢化率56・3%)。①新宿区の事業を受託、②大学生の協力、③住民組織「戸山未来・あうねっと」。「住民の気持ちをうまくつなげたら、夢も希望も案外ある町を作れるんじゃないかな」
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(1)  背景
 スタートの背景には「都会の限界集落」とも称される戸山ハイツの高齢化がある。今年8月1日時点で、地元の戸山2丁目の高齢化率は56・3%。日本全体(28・1%)の2倍にもなった。
 
(2)  していること
 戸山ハイツ4号棟の一角で「カフェあうねっと」。毎週土曜日の午前中、住民が運動やおしゃべりをして過ごす。参加費は100円。主な対象は、介護保険で要支援1や2の認定を受けた人。参加者の平均年齢は80歳を超える。
 
(3)  支援
 住民組織「戸山未来・あうねっと」が、新宿区の事業を受託して実施する。地域全体で高齢者を支え、要介護になるのを防ぐのが目的だ。運営には東京家政大の学生も協力する。
 
(4)  内容
 住民によるコミュニティー活性化の取り組みが始まった。介護予防の運動をしたり、おしゃべりをしたり…。
 
(5)  効果
 「同じ棟に住んでいても顔を合わせることは少ない。ここに来るようになって友達も増えました」。“ご近所づきあい”の復活で、老いを支え合う新たな地縁が生まれている。おしゃべり、あいさつ、情報交換…。そんなささいなことが暮らしを豊かにし、地域に活力をもたらしていく。
 
 
<出典>
【~から】地縁を結び直し、老いを支え合う東京・戸山ハイツの「あうねっと」
産経新聞(2019/09/20)
https://www.sankei.com/life/news/190902/lif1909020028-n1.html

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