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福祉がある程度充実している日本でも、冷静に考えれば長寿はあまりありがたくない。生活費や健康面の不安は年をとるほど大きくなるのは当然だが、多くは長寿を目標とする。違った生き方があっていいのではないか
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1.
長生きリスク
1.1. 人生100年時代となり、定年後に40年間残り、経済的なリスクがある
1.2. 80歳を超えると急に認知症のリスクが高くなる1.3. 自分が長生きすることで子供も高齢化して深刻な問題が起き始めている
1.4. 最新医療が発達しても老化に伴う病気を克服するのは困難だ
1.5. 人生は50歳くらいが曲り角でそれ以降は衰えるばかりだ
1.6. 高齢になれば自分の体調ばかりを気にしがちだ
2.
長寿を目標としない生き方
2.1. 長寿を目標とせずに残りの人生を楽しく過ごしたり、若い人の生活の援助をしたりともっと視線を外へ向けて、人のために何ができるのか考えて実行するようにすれば自分もの不安も少しは解消するのではないか
2.2. 単なる長寿を目標とするのは虚しい。高齢になっても日々、充実して楽しい人生を送りたい。その上で長く生きられるなら、それはありがたいことだ
<出典>
石蔵文信、老いはあきらめも肝心【山あり谷あり】 産経新聞(2019/09/30)
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