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認知症の人が地域で暮らしていけるようになるのは難しいことですが、実現すれば凄い事です。認知症の人は助けを必要とします。その人が安心して暮らせる地域は、子供も高齢者も障碍者も、みんな安心して過ごせる地域です
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「大牟田市は、子どもから大人まで、あらゆる世代の市民が心を一つにして、認知症の人やその家族の願いに寄り添い、地域社会において、誰もが人として尊重され、安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。」(認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2015)
1.
認知症による行方不明から見えてくる課題
2.
ほっと・安心ネットワーク
(高齢者等SOSネットワークを含む)3. 認知症の当事者の想い
4. 認知症でも安心して外出できるまちへ
【展開】
1.
認知症による行方不明から見えてくる課題
(1) 行方不明になった高齢者の中には、まだ家族が認知症に気 づいていないことも・・・【早期発見・診断の必要性】
(2) まだまだ恥じたり、隠したりして、家族が助けを求めない・求められない・・・【誤解や偏見、地域の理解】
(3) ある日突然、帰り道がわからなくなったり、どうしてよいのかわからなくなり途方に暮れる
(4) 対応の困難さ故、家族は疲弊していく・・・【家族支援の重要性】
(5) 家族だけでは支えられない・・・【地域の理解と支援】
(6) 広範囲に歩き回ったり、事故に遭ったり、長期間見つからず栄養失調になり死に至ることも・・・【見守りや地域の実行力の高いネットワーク】
2. ほっと・安心ネットワーク (高齢者等SOSネットワークを含む)
(1) 認知症の人と家族を支え、日頃から見守る地域の意識を高め認知症の理解を促進していく
(2) 認知症により道に迷ってしまう高齢者を隣近所、地域ぐるみ、多職種協働により可能な限り、声かけ、 見守り、保護していく実効性の高いしくみの充実
(3) 認知症になっても安心して暮らせるために、「認知 症になっても安心して外出できるまち」を目指していく
(4) 年一回の模擬訓練は効果検証と課題の抽出
3. 認知症の当事者の想い
(1) 自由に外出し、町の風景や人たちに触れて暮らすことは、人としてあたりまえのことであり、認知症があっても同じです
(2) 「認知症だと外出は危険」という一律の考え方や、過剰な監視や制止は、私たちが生きる力や意欲を著しく蝕みます。私たちだけでなく、これ から老後を迎える多くの人たちも生きにくい社会になってしまいます
(中略)
(3) 今回の判決(*)を機会に、家族だけに責任を負わせず、認知症があっても安心して外出できる地域にすべての市区町村がなっていくよう、誰が何をできるのかを私たち当事者と話し合いながら、具体的な取組みを進めていってほしいと切望します
(*)JR東海事故 最高裁判決
4.
認知症でも安心して外出できるまちへ
(1) 世代を超えた地域住民の認知症の理解が広まり、見守りのネットワークができている
(2) 行政が明確なビジョンを持ち続け、アクションプランとして実践している(3) 核となる人材が育成され、地域の拠点に配置されている
(4) 医療と介護が連携し、早期診断、予防、早期支援のしくみができている
(5) いつも当事者や家族が参加し、共に築くしくみができている
<出典>
認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2015https://www.city.omuta.lg.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=6652&class_set_id=1&class_id=136
当事者に学び共に築くまちづくり ~大牟田市の取り組み~
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kyushu/caresystem/documents/0927002.pdf
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