2019年12月2日月曜日

(K0946) 「生まれること」と「死ぬこと」は相似形だ / 平穏死(A-20)<臨死期>


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人生は、無力から始まり、無力で終わる。親は無力の赤ちゃんを養育し、子は赤ちゃん返りした親を介護する。生まれるときは安産、死ぬときは平穏死がよい。笑って安らかにあの世に逝くことができるように準備しよう
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 「生まれること」と「死ぬこと」は相似形だ。
 

1.   元に戻る
 仏教に「生老病死」という言葉があります。人間は生まれることで始まって死んで終わる。ぐるりと元に戻ってくるという意味です。
 

2.   折り返す

2.1.  折り返し点
 人生の折り返し地点は40歳ぐらい。マラソンでいうと、折り返し地点のコーンを回るのが40歳で、そこからまたスタート地点に戻っていくのが人生という旅。

2.2.  無力から始まり、無力で終わる
 認知症の人を長く診ていると、まさに赤ちゃん返りしていくと感じます。終末期になると寝ている時間がだんだん長くなり、やがておしめや下の世話が必要になる。食事も、ある程度の介護を要するようになる。

2.3.  世代間の恩送り
 介護する人が娘や息子であると、介護を通して子が親に恩を返している感じがします。子どもは親にやってもらったこととまったく同じことをして、親に恩返しする。すっかり赤ちゃんに戻って介護される、天寿をまっとうするというのは、そういうことです。
 

3.   平穏死と自然分娩

 死はお産の逆。平穏死は、自然分娩に相当する。
 安産は自分で選ぶことはできませんが(*)、平穏死は、自分で選べます。平穏死に理解がある医者を見つけ、家族の了解を得ておけば、笑って安らかにあの世に逝くことができるのです。
(*) 安産も、選ぶことは、できるのではないか。例えば、
https://life.pintoru.com/seebaby/


<出典>
長尾和宏、「平穏死 できる人、できない人」、PHP研究所(2014)P.83-84
 
絵は、
http://yoihikiyose.com/2017/11/20/buddha/

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