2020年7月9日木曜日

(K1165) (昼夜逆転)今が何次なのかよくわからない(2) / 認知症の人の不可解な行動(20) <認知症>



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昼間の出来事による興奮を夜まで引きずることがある。気温や湿度、明るさ、寝具の寝心地、さらには窓からの街灯の光が気になるという人もいる。夜間せん妄も、昼夜逆転の原因の一つになる。自ずと、対応が異なる
☆☆

  夜は安心して眠れるようにする
 睡眠のリズムを整えることが第一。家族の負担が大きい場合は、医師に相談して睡眠薬を使いますが、副作用もあるので使用は慎重に検討します。

<してはいけないこと>
日中、無理に起こし続ける
 昼間、うとうとしないように無理やり起こし続けると、夜中の興奮が増すこともある。監視されているような気分にさせると考えられる。

<配慮するとよいこと>
  日中の過ごし方をみなおす
 昼間の活動量を増やし、太陽光を浴びられるようにする
  水を飲ませる
 脱水状態になると、脳の神経細胞の活動が妨げられ、「せん妄」が起こることがある
  環境を整える
  心身の様子を観察する

<説明>
認知症に合併しやすい夜間せん妄
 昼夜逆転の原因の一つに、夜間せん妄があります。せん妄は、一時的な意識障害で、だれもいないのに人がみえたり、興奮したりします。症状は、急激にひどくなり、数日から数週間で回復します。

<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

添付図は、



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