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単身高齢者が住まいを借りられなかったり、入院や介護施設への入所を断られたりして「漂流」するケースが相次いでいる。身元保証人がなく、家賃、費用の滞納や孤独死のリスクを敬遠されるためだ。医療や介護でも
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単身高齢者が住まいを借りられなかったり、入院や介護施設への入所を断られたりして「漂流」するケースが相次いでいる。身元保証人がなく、家賃、費用の滞納や孤独死のリスクを敬遠されるためだ。
核家族化や少子化が進み、人生の終盤には誰もが「おひとりさま」になりうる時代。国による支援を求める声も上がり始めた。
木村さんは56歳の時に脳梗塞で倒れ、左半身にまひが残った。結婚歴はなく、遠方の親戚も疎遠。警備員の仕事を解雇され、社員寮からも退去させられた後、生活保護を受給することになった。
退院後の賃貸住宅を10カ所以上回ったが、全て断られた。障害者手帳を交付されており、優先的に入居できるはずの市営住宅にも落選した時には「心が折れた」。
①
課題は住居の賃貸契約にとどまらない。
②
医療機関の65%が患者の入院時に身元保証人を求め、
③
保証人がいない場合は入所を拒否する介護施設も約30%に上った。
※ ②③は、厚生労働省研究班などの調査による
65歳以上の単身高齢者は増加傾向にあり、2040年には900万人近くに達すると見込まれている。核家族化や少子化が進み、人生の終盤には誰もが「おひとりさま」になりうる時代に突入している。
<出典>
“漂流”する「高齢おひとりさま」 家賃、費用の滞納や孤独死リスク…国の支援を求める声
産経新聞(2020/07/31)
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