認知症の人は、介護を必要とする自分を情けなく感じている。だからこそ、若いころの自分に戻ってしまうのかもしれない。それを否定される辛い。先ずは受け入れてもらって満足できると、妥協できるようになる
☆☆
● 昔の習慣がよみがえる
バリバリ働いていた時代や、子育て、趣味に励んでいた時代は、充実した人生の記憶。そのころの輝いていた自分に戻っています。
<本人の気持ち>
「仕事に行かなくちゃ」
過去の記憶の中で生きている認知症の人は、「自分は現役」と思っています。本人にとっては、車を運転して田畑に行こうとしているだけなのに、家族に止められ、納得できません。
<こんなケースも>
・ 名刺を渡すしぐさをする
・ 「息子を迎えに行く」と傘を持ってでかける
・ 「会議がある」とコーヒーやお茶をたくさん淹れて並べる
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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