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「ウィズコロナ(コロナとともに)」の暮らしでは、人との距離を意識し、流行の第2、第3波に備えなければならない。心配なのはお年寄り。外出しないことにより予防できる感染リスク以上に、健康上の損失が大きい
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新型コロナウイルスの存在を前提とした「ウイズコロナ(コロナとともに)」の暮らしでは、人との距離を意識し、流行の第2、第3波に備えなければならない。心配なのはお年寄りだ。
日本の65歳以上の高齢者延べ50万人を対象とした大規模疫学調査「日本老年学的評価研究(JAGES)」では、外出や人との交流が減ると認知症や要介護のリスクが高まることが分かっている。
報告の目的について、日本老年学的評価研究機構代表理事の近藤克則千葉大予防医学センター教授は
(1) 外出や交流を控えて抑えられるのは感染リスクだ。感染者との接触確率は今のところ人口100万人当たり数人のレベル
(2) 一方、社会的孤立や閉じ籠もりになった全員が、鬱や認知症、要介護、死亡のリスクにさらされる
(3) 外出しないことにより予防できる感染リスク以上に、健康上の損失が大きい
ことを示したかった。
現在の社会状況で高齢者の健康を保つには、
①
密集を避けた少人数での外出や、
②
換気をした室内や屋外での距離をあけながらの交流、
③
テレビ電話や会員制交流サイト(SNS)活用
などの工夫が必要だ。
<出典>
ウィズコロナでも 外出や人との交流を 高齢者の健康に不可欠
産経新聞(2020/07/10)
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