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新型コロナウイルスの感染拡大防止のための自粛生活は、高齢者の健康に影響を及ぼす。サービスを利用できずに心身に不調を来す高齢者も多く、「第2波」到来にそなえ自宅で体を動かす習慣を身につけることが重要だ
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通所サービスを利用する高齢者570人(平均年齢81・8歳)に対し電話などで聞き取りを実施した。
以下の4項目について、「控える群」が「通う群」よりも大幅に多かった。
「控える群」:通所サービスの利用を減らしたりした244人
「通う群」 :通所サービスを継続して利用した326人
(1) 緊急事態宣言発令前と比べた毎日の生活の充実感が「減った」「少し減った」と回答した
(2) 転倒に対する不安が「増えた」「少し増えた」と答えた
(3) 物忘れについて「増えた」「少し増えた」と答えた
(4) 家族の介護負担が「増えた」「少し増えた」とした
【分析】
「(控える群は)決まった時間に送迎されるという規則正しい生活が崩れ、人との関わりが減ることが不調を来した原因ではないか」
【注意したいこと】
「高齢者は日ごろから、ラジオ体操など決まった時間に体を動かす習慣をつけるべきで、近隣の人も高齢者に対し積極的に声掛けをしてほしい」
<出典>
大阪経済大の高井逸史(いつし)教授(リハビリテーション科学)
「転倒や物忘れ…自粛生活で高齢者に健康不安 大学調査」
産経新聞(2020/07/20
夕刊 )
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