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35・1%は「必要性を感じない」と回答した。「個人の価値観によるもので、行政で取り組むことではない」と否定的な意見も数多く寄せられた。結果的に、県の懇話会としては異例の約140人もの傍聴者が集まった
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滋賀県が設けた「死生懇話会」が大きな反響を呼んでいる。公的機関が極めて個人的なテーマを扱うことへの抵抗感も出たが、県トップは「コロナ禍で命の大切さを実感したからこそ、やるべきだ」と言い切る。
懇話会立ち上げは三日月知事の発案だったという。「『生老病死』のうち死についてだけ真面目に議論する場がない」というのがその理由だ。一方で、死をテーマにした懇話会は行政では異例の取り組みとなるだけに、当初、職員からは戸惑いの声も上がったという。
県が昨秋、全職員を対象に行ったアンケートでは、回答者732人(回答率は20%)のうち、死生懇話会の取り組みに対して52・2%が肯定的な態度を示したのに対し、35・1%は「必要性を感じない」と回答した。「個人の価値観によるもので、行政で取り組むことではない」と否定的な意見も数多く寄せられた。
「県として取り扱うべきテーマなのか悩んだ」と三日月知事。それでも「コロナ禍でより死が身近になる中、命の大切さを実感したからこそ、やるべきだ」と開催を決め、結果的に、県の懇話会としては異例の約140人もの傍聴者が集まり、関心の高さをうかがわせた。
<出典>
死を議論する「死生懇話会」で多死社会に向き合う行政
https://www.sankei.com/premium/news/210327/prm2103270004-n1.html
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